アスペルガーコラム/二兎追う者一兎をも得ず

「二兎追う者一兎をも得ず」というのは不器用さの表現としては少しずれているかもしれませんが、
「二足のわらじ」で両立することは難しく、一方あるいは両方が犠牲になることを示しています。
 
 
 
小中学生のころ、数名の女子のことが異常に気になってしまうという事態が起こりました。
理由はよくわからないのですがとにかく気になり、好きでしょうがないという状況です。
 
もっとも、その理由については重要ではありません
 
問題はそれで私がどのようになったかです。
 
普通、「気になってしまう」のだから相手のことをよく知ろうとするのではないか…と思われるでしょう。
しかし気にしすぎるあまり混乱し、会話がまともにできなくなり、むしろ知ることから遠ざかってしまいました。
 
当時の自分のことは今でも合理的に説明できません。
 
相手のことをほとんど知ることができないまま学年が変わり、クラスが別れると、
また別の女子が気になってしまうという悪循環に陥りました。
 
 
ところで、私は女の子のをまったく描くことができない時期が長く続いていました。
 
「描けなかった」というよりは「描こうとしなかった」といったほうが正しく、
その原因はおそらく「女子が気になってしまう」ことにあったと考えられます。
 
物心つくようになって、以前よりも真剣に絵を描こうと思った矢先、「気になる女子」が現れてしまい、
きわめて簡単な様式の絵──今日の「萌え」とはあまりにも違うシンプルな「女の子の絵」──を描くことすら抵抗を感じ、
本当に少しも描くことができずにいました。
 
このときの女子は学校で漫画を描いていましたが、私はそれを読ませてくれるよう頼むことさえできませんでした。
彼女の描く絵柄をまったく知ることができませんでした。
 
 
結局、中学2年の終わりごろになるまで女の子の絵は描けませんでした。
 
中学2年当時も大変気になる女子がおり、どうにかその子の似顔絵というか、その子のイメージを描きたいと思ったのに、
やはりどうすることもできず、「女の子の絵」を描きたくてもほとんど白紙のままという状況になってしまいました。
 
かなり積極的な子で、私が目も合わせないし話しかけることもできないのに、椅子をくっつけて向き合い、
どんな絵を描いてほしいとか、あの先生のネタを漫画にしてほしいなどと、いろいろ要求をしてくれました。
 
……お察しの通り、何も応えれませんでした;;
 
 
しかし中学2年の終わりごろになると、その子のことが「どうでもよく」なってきました。
 
その理由についても不明です。
 
すると……少しずつではありますが女の子の絵を描けるようになったのです!
 
 
中学3年になると、女子のことが気にならなくなってきました。
 
失礼かもしれませんが同じクラスに私があまり魅力的と感じる女子がおらず、意識しなかったのがよかったのでしょう。
 
しかし!
 
座席の近い女子はみんな絵を描く子だったのです。
 
これはいい!
 
 
どういうことか、もうおわかりでしょう。
 
 
つまり私が女子のことを「意識せず」にいられ、お互いに絵を描く者同士ということで気が合い、都合がいいということです。
 
 
こうして私は「女の子の絵」を抵抗なく描けるようになりました。
 
 
 
 
 
数年後…
 
 
 
 
 
携帯電話のいわゆる出会い系サイトでメッセージが届きました。
 
年下の女性でした。
 
絵を描くのが趣味。
 
………私がどんな状況にあっても縁がありますね、ほんと…。
いや、むしろ女性のほうが私を見つける感じなんでしょうか。。。。
 
それはともかく、この女子高生とは非常に気が合い、メールを頻繁にやり取りする関係となりました。
 
携帯電話のカメラも十分な性能ではなかった時代でしたから、
お互いのイラストを郵便で送る、いわゆる「文通」の仲になりました。
 
 
そして、そう時を待たずして女性のほうから私に告白してきたのです。
 
 
…恋愛の部分は割愛します。
問題は恋愛ではないのです。
 
 
問題は、、、
 
 
この女性と恋愛関係に至ったことで、私は絵を描くことがほとんどなくなってしまったということです。
 
しかし彼女のほうは真面目に描いていたのです。
 
私は恋愛のほうに完全に気を取られ、絵を描くことなどすっかり忘れていたようです。
 
 
 
わかるでしょうか…
 
 
 
私はもともと二つのことを同時にできず、両立させられないのです。
 
 
 
彼女がいなくなってしまうまで、私は恋愛も絵もまるで進歩していなかったことに気づきませんでした。
 
そう、小中学生のころと何ら変わらないのです。
 
むしろ当時よりも状況が悪かった……
 
 
 
………
 
 
 
そしてマビノギです。
 
私に大きな影響を与えているゲームです。
 
 
 
私をマビノギに誘ってくれたのも絵を描く子でした。
…やはり、ただならぬ縁があるような。。。。。。
 
その子は不規則な生活とストレスの多い環境のせいか精神を病み、病院に通っていた時期もあったといいます。
たしかに非常に高いテンションと、ときどき見せる極端な落ち込みのギャップから、それは私にも理解できました
 
このころには私も十分落ち着いていて、自分がそうであるように人の心について学習するようになっていました。
 
だからこの子に対して以前のような不適切な態度や接し方をすることはありませんでした。
 
 
程なくして彼女はリアルで結婚し、幸せな家庭を築いています。
 
 
 
一方、私はマビノギに夢中になっていました。
 
 
 
 
そしてマビノギの中で多くの人と出会いました。
 
 
 
 
 
ここで「あすさん」という歴史的な概念が誕生することになるわけですが…。
 
 
 
 
この「あすさん」誕生に密接に関わったのも、、、、
 
 
絵を描く子でした。
 
 
そして数々の問題が起こり、よくない結果になりました。
 
 
 
 
 
 
 
ここまで、「女性」の影響力が顕著で、私の意識や態度に多大な変化をもたらしてきました。
 
 
ようやく女性問題は収まったかのように思われました。
 
 
なぜならその後の関係者は男性が非常に多くなったからです。
今までとは一気に違ってきました。
 
 
しかし、、
 
しかし、、、、、
 
 
それとは逆に、女性は目立たないところで私に影響を与え続けてきたようです。。。。。。
 
つまり直接の交流ではなく、もっと別の、私の気づかないところから……。
 
 
増えてきたのはマビノギ内でのフレンドではなく、「メモ」。
 
私にだけ聞こえる形でメッセージを送る人が多くなってきたのです。
 
 
もちろん私は内容を慎重に検討し、冷静に対応するので、単なるいたずらや嫌がらせなどでは決してありません。
 
 
 
 
…………
 
 
 
 
さて、私は長い間まともに絵を描かずにマビノギばかりしていました。
 
いざ絵を描こうと思っても、以前のようにできなくなっていました……
 
マビを起動しているとマビが気になってしまい、どうしても集中できないのです。
 
 
「もう描けなくなった。手が動かなくなった」と思うほど落胆しました。
 
 
 
 
 
……わかりますか?
 
 
 
マビノギ
女性
 
 
問題が3つになってしまったのです。
 
 
これらが問題であるということにようやく気づきました。
 
どれか1つをとっても、残りの2つが私に影響します。
 
 
だから…
 
だから!
 
 
恋愛は上手くいかなくなるし、絵は描けなくなるし、ゲームは充実しなくなるというわけです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これで……私の20年間の謎が解けました…
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